<61>カルロス・アギーレを中心とするアルゼンチン・コンテンポラリー・フォルクローレの世界

   

<61>カルロス・アギーレを中心とするアルゼンチン・コンテンポラリー・フォルクローレの世界

● TOPO ENCINAR / ASI SEA
ACQUA RECORDS / ARG / CD / 1,600円(税込)

フォルクローレ表現者としての才能に、SSWとしての風格も獲得。進化を遂げたトポ・エンシナールの最新作が素晴らしい。
1990年代初頭よりピアニスト/アレンジャーとしてフォルクローレを機軸に据えた音楽活動をスタート。フアン・キンテーロやカルロス・アギーレらとも親交を持つなど、ジャズやクラシックなどの強い影響を感じさせる既存のモダンなハーモニーや音色のフォルクローレは、今話題のネオ・フォルクローレ一派といえるサウンドの典型といえる。そんな彼の音楽性がシンプルな形で結実した作品を2002、2006年と2枚発表。派手さはないが歌で自らの世界を表現することに長けた素晴らしいアーティストとしての実力を世に知らしめた。
そんなトポが4年ぶりに最新作をリリース。それが本作”Asi Sea”である。これまでの作品と打って変わって、より多彩なサウンドを取り入れた意欲作となった。
ピアノとシンセによる伴奏にしっとりと歌う”Certezas”。方法論こそ違えど彼の基本があくまで魅惑の歌声にあることを強く感じさせる好トラック。続く”Agosto”では、ドラム、ベース、ギター、キーボードといった普遍的な編成で美旋律を歌い綴っていく。クラシカルなピアノと空間を埋めるようなパーカッションによる音像の中を、まるで泳ぐかのように歌う”Otro paso”、よりジャジーなアレンジが光るフォルクローレ”Solo La Quiero Mostrar”。決して時勢に媚びることなく、彼が今歌いたい美しきメロディを、純粋に歌うことにのみ腐心するような一貫したポリシーに彩られた珠玉のトラック群は、聴くほど引き込まれていくこと必至。とりわけ、女性ヴォーカルをゲストに迎えたラストのアルバム表題曲”Asi Sea”におけるピアノとの弾き語りは、シンプルさの中に様々な要素が絶妙に配された感極まる一曲。カンドンベのリズムを取り入れたジャジーなバッキングが否応無しに高揚させる”Incomprensible”など、これまでの彼の作品に見られなかったバランス感覚の良さを感じさせる点も特筆だ。
その澄んだ風情はアギーレやブラジル・ミナスを思わせ、凛としたアイデンティティは、交友のあるブラジルのレニーニにも至近。南米音楽の桃源郷から、また一人知られざる稀代の才能が開花する。
LEBEL WEB SITE
MYSPACE

ブログ内検索

買取のご案内

プロフィール

ラテン&ブラジル館情報
非公開
< 営業時間 >
11:00~21:00
(日祝11:00~20:00)

 詳しい地図はコチラをクリック

< 連絡先 >
ds1_4f@diskunion.co.jp
03-3352-2760

< 住所 >
〒160-0022 
新宿区新宿3-31-4
山田ビル4F

twitter

twitter

twitter

twitter

TWITTER

チケット&イベント

ヤフオク出品中

通販のご案内

メルマガ登録ご案内


会員登録/各種ご案内

新宿地区駐車場サービス

ディスクユニオン各店への ご意見、ご要望

Copyright ©  --  --  All Rights Reserved
Design by CriCri / Photo by Geralt / powered by NINJA TOOLS /  / 
Tweet